現在新規患者様の受付を停止しています。
ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。
チームの専従医として、入院患者さんのがんに伴う身体症状の緩和を担当しています。
主治医と協同して、痛みの原因、強さに応じて、非オピオイド鎮痛薬(アセトアミノフェン、ロキソプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬)やオピオイド鎮痛薬(コデイン、トラマドール、モルヒネ、オキシコドン、フェンタニル、タペンタドール、メサドン)、鎮痛補助薬(プレガバリンなどの抗けいれん薬、アミトリプチリン、デュロキセチンなどの抗うつ薬、メキシレチンなどの抗不整脈薬)などの調整や、副作用への対応を行います。
原因が明らかな局所的な痛み、薬物療法では軽減が難しい痛みに対して、効果判定のための局所麻酔薬による神経ブロックを行った上で、神経破壊薬を使用したり、熱を加えたりして痛みを感じている神経を破壊することで治療を行います。
また、局所性に乏しく神経ブロックの適応がなく、薬物療法では軽減が難しい痛みに対しては、脊髄付近にカテーテルを留置してオピオイド鎮痛薬を投与する、脊髄鎮痛法を行います。長期的に使用する必要がある場合は、感染などのトラブルを減らすために、カテーテル、アクセスポートを体内に埋め込む手術が必要になります。
がん治療サポート緩和ケアチームの看護師(がん性疼痛看護認定看護師/緩和ケア認定看護師)と共に、当院の主治医、または、かかりつけ病院のがん治療の担当医からのご紹介で受診いただいた患者さんに対し、がんやがん治療に伴う痛みなどの苦痛を緩和する方法を提案しています。
対象:がん、またはがん治療に伴う疼痛などの症状緩和を目的にチームによる併診を希望する患者、特に神経ブロック療法を必要とする患者
診療日:火曜日、木曜日(祝日を除く)
診療時間:9時から11時
担当:がん治療サポート緩和ケアチーム専従医師、
__:専従看護師(がん性疼痛看護認定看護師/緩和ケア認定看護師)
●完全事前予約制となっております。時間外、緊急対応はしていません。
地域医療連携室へご連絡ください。診療依頼方法についてご案内いたします。
(『がん疼痛相談外来 診療情報提供書』(ダウンロード)を記載し、地域医療連携室に送付(FAXまたは郵送)してください。受診適応などを検討した上で、予約通知書をFAXにてご返送いたします。
患者・家族に『がん疼痛相談外来 診療情報提供書』(ダウンロード)をお預けいただき、『がん疼痛相談外来 問診票』(ダウンロード)、画像情報、血液検査(凝固機能検査を含む)結果をお渡しください。保険証、記入した問診票、お薬手帳と共に診察日に持参するよう、ご指示願います。
※神経ブロック依頼の場合、画像情報、血液検査は必須です。
診察後、診療情報提供書にて、症状緩和についての提案をいたします。
対象:がん、またはがん治療に伴う疼痛などの症状緩和を目的にチームによる併診を希望する患者さん
診察日:火曜日、木曜日(祝日を除く)
診療時間:9時から11時
____:ひとりあたりの診療時間は30分程度です
担当:がん治療サポート緩和ケアチーム専従医師、看護師(がん性疼痛看護認定看護師/緩和ケア認定看護師)
受診料金:健康保険法等による診療報酬点数表に基づく(外来緩和ケア管理料を含む)
以下のような、がんやがん治療に伴う症状や状態について支援しています。
●完全事前予約制となっております。時間外、緊急対応はしていません。
現在受診している、かかりつけ診療科の医師や外来看護師に受診についてご相談ください。
他の医療機関のかかりつけの医師から紹介が必要ですので、現在診療を受けている病院や診療所の医師とよくご相談ください。かかりつけ医療機関から当院地域医療連携室へご連絡いただき、予約の手続きを行っていきます。
がん以外の患者さんの痛みに対して、神経ブロックと内服薬の併用を中心として、痛みを和らげ、日常生活がし易くなるように工夫をしていきます。
痛み神経やその近くに注射針を使って局所麻酔薬を注射して、一時的に痛みを伝える神経を遮断し、
血流を良くすることで痛みを軽くする方法です。
一般的な鎮痛薬のほか、からだに備わっている痛みを脳に伝えにくくする働きを強める『抗うつ薬』、過剰な神経の活動を抑える『抗けいれん薬』、『抗不整脈薬』などの鎮痛補助薬を使います。