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病院長挨拶

病院長挨拶

新型コロナウィルス感染症診療と
一般診療の両立を目指して

令和3年度ご挨拶

 院長2年目となる新年度のご挨拶をさせていただきます。未曾有の新型コロナウィルス感染症拡大により、1年延期となったオリンピック・パラリンピックの1年を迎えます。

 東京都では昨年度3回の感染拡大により、2回の緊急事態宣言が発出されました。当院は北多摩西部医療圏における唯一の救命救急センターとして、東京都からの要請を受け新型コロナウィルス感染症入院重点医療機関の役割を果たし、1年間で200名強の患者様が入院されました。また周辺医療機関や東京都からの重症患者入院要請にも積極的に応え、約20名の患者様を診療して参りました。臨床検査科の協力を得、PCR検査とほぼ同等精度のLamp検査を5月中旬に、また抗原検査を5月末に導入し、両者を組み合わせ感染者への迅速な対応を徹底して参りました。 手術やカテーテル治療などの患者様にも入院前Lamp検査を施行し、無症状感染者のスクリーニングに御協力いただいております。当院を受診される全ての患者様に検温、マスク着用やアルコール消毒などの感染対策に御理解いただき、全職員の感染予防策徹底と発熱患者様の包括的診断により、現在まで一度もクラスターや院内感染は発生しておりません。 新年度も感染症が終息することは期待できませんので、引き続き感染対策を継続しつつ、感染症入院重点医療機関の責務を遂行していく所存です。

 感染症が減少した昨年秋は、検査や治療を待機して頂いた一般患者様の診療に重点を置き、周辺地域医療機関との連携を大いに活かしながら、病床稼働を最大限まで上げ在院日数を短縮し、病棟をフル回転させ対応して参りました。緊急事態宣言も解除となる新年度は、再び待機を余儀なくされていらっしゃる一般患者様の診療に、重点を置きたいと考えています。 新年度より質的にも量的にも診療を充実させることを目標としており、循環器、消化器、膠原病内科、そして小児科医師を増員し、外来・入院診療を拡充するとともに、耳鼻咽喉科を常勤体制とし入院・手術を開始いたします。またMRIやアンギオ装置など大型医療機器を更新し画像診断の精度を高め、ICUを改修し幅広い重症疾患の患者様にも、より高度な診療を提供して参りたいと考えています。

 患者様へのサービス改善にも取り組んで参ります。患者様の入退院がより円滑となるよう、入退院支援センターの人員を拡充します。薬剤師による投薬管理指導が充実するよう、病棟薬剤師を増員します。医療連携をも更に進め、入院患者様の転院や在宅医療への移行も更に円滑に行えるようにしていきます。今後もますます地域の皆様に安心して受診いただける、信頼できる病院であり続けたいと考えておりますので、宜しくお願いいたします。

令和3年4月1日 
国立病院機構 災害医療センター
院長  土井 庄三郎