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ホーム > 病院案内 > DPCデータによる病院情報

DPCデータによる病院情報

【DPCとは】
DPCとは「Diagnosis Procedure Combination 」の略で、急性期病院における診断群分類制度を指します。
診断群分類は、病名と行った診療行為、重症度で決定され、その診断群分類によって入院1日あたりの入院包括評価点数が設定されています。
この制度は、平成15年4月より開始され、当院では平成21年4月より導入されております。

【集計対象】
 ・平成31年4月1日から令和2年3月31日までの退院患者

【除外対象】
 ・入院した後、24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児
 ・臓器移植を行った患者
 ・歯科診療のみの患者
 ・労災、交通事故等、医療保険を使用していない患者
 ・人間ドック

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

年齢階級別退院患者数 ファイルをダウンロード


年齢区分

0~

10~

20~

30~

40~

50~

60~

70~

80~

90~

患者数

35

176

260

378

739

1087

1818

3416

2196

353

定義
①平成31年4月1日~令和2年3月31日に退院した患者様を集計の対象としています。
②年齢は入院した時点での年齢を集計しています。
③年齢階層は10歳刻みの患者数を表しています。
解説
当院では、小児からご高齢の方まで幅広い年齢層の患者様の診療を行っています。特に70歳代の患者様の割合が最も多く全体の約3割となっています。また60歳代以上の方の割合は全体の7割を占めています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで) ファイルをダウンロード

血液内科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均
年齢

患者用パス

130030xx99x40x

非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置2 4あり 定義副傷病 なし

85

18.67

15.79

1.18

71.16

 

130010xx97x2xx

急性白血病 手術あり 手術・処置等2 2あり

52

33.10

39.36

7.69

61.71

 

130060xx99x4xx

骨髄異形成症候群 手術なし 手術・処置等2 4あり

50

10.74

10.43

0.00

77.92

 

130040xx99x5xx

多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 手術・処置等2 5あり

39

15.85

22.79

0.00

70.10

 

130060xx97x40x

骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし

34

26.76

20.30

0.00

69.32

 

血液内科では、造血器腫瘍である非ホジキンリンパ腫、急性白血病、骨髄異形成症候群、多発性骨髄腫に対して化学療法を行っている症例が多くなっています。どの疾患に対しても、エビデンスに基づいた標準的な治療法を行っています。多発性骨髄腫に対しては、造血幹細胞移植を含めた治療を行なっています。また、若年の多発性骨髄腫の患者様に対しては完全寛解を目指し、移植前処置を強化した自家末梢血幹細胞移植を臨床研究として行っています。

糖尿病・内分泌内科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均
年齢

患者用パス

100070xx99x100

2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2 1あり 副傷病なし 85歳未満

-

-

13.72

-

-

 

100070xx99x000

2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 85歳未満

-

-

10.84

-

-

 

100071xx99x110

2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等2 1あり 副傷病あり 85歳未満

-

-

14.74

-

-

 

100040xxxxx00x

糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2 なし 副傷病なし

-

-

13.41

-

-

 

100060xx99x100

1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2 1あり 副傷病なし 85歳未満

-

-

12.89

-

-

 

糖尿病・内分泌内科では糖尿病に対して栄養指導をはじめとした教室を介して理解・認識を深めていただき,生活習慣の是正ができるよう指導を行なっています。糖尿病をはじめとする生活習慣病の治療に注力し、糖尿病の合併症や動脈硬化症の発症を予防することを目的とした診療を行っています。また甲状腺・脳下垂体・副下垂体・副甲状腺・副腎などの内分泌疾患の診療も行っています。

腎臓内科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均
年齢

患者用パス

110280xx99000x

慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし

45

9.13

11.67

20.00

60.71

 

110280xx02x00x

慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし

26

7.81

8.48

3.85

66.19

 

110280xx991x0x

慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 あり 定義副傷病 なし

25

5.32

7.00

0.00

47.48

 

050130xx99000x

心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし

18

13.11

17.71

11.11

73.33

 

110260xx99x0xx

ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2 なし

18

26.50

20.93

0.00

65.28

 

腎臓内科では、慢性腎臓病の進展予防及び末期腎不全に対する透析導入前の待機療法及び内シャント手術や透析導入を行っています。IgA腎症をはじめとする急速進行性糸球体腎炎や紫斑病性腎炎に対する治療を行っています。IgAは免疫グロブリンの一種で、病原体などの侵入を未然に防ぐ役割をしています。IgA腎症は、腎臓の糸球体におけるメサンギウム細胞にIgAが沈着することにより血尿や蛋白尿が見られ、慢性腎炎症候群やネフローゼ症候群に至る疾患です。定期的な診察による経過観察を要し、必要に応じて経口ステロイド療法やステロイドパルス療法を行う場合があります。

膠原病・リウマチ内科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均
年齢

患者用パス

070560xx99x00x

重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし

27

22.37

15.48

7.41

70.56

 

070470xx99x0xx

関節リウマチ 手術なし 手術・処置等2 なし

14

24.79

16.09

7.14

81.71

 

070560xx97x00x

重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし

-

-

26.18

-

-

 

0400801499x012

肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病あり A-DROP スコア2

-

-

18.27

-

-

 

040110xxxxx0xx

間質性肺炎 手術・処置等2 なし

-

-

18.84

-

-

 

膠原病・リウマチ内科で最も多いのは、全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患です。これには全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、多発筋炎/皮膚筋炎、血管炎、リウマチ性多発筋痛症等が該当します。また次に多いのは関節リウマチです。関節リウマチの治療では、生物学的製剤による治療も行います。

脳神経内科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均
年齢

患者用パス

010230xx99x00x

てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし

76

8.92

7.10

13.16

62.89

 

010060x2990401

脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2

54

18.89

16.13

37.04

69.09

 

030400xx99xxxx

前庭機能障害 手術なし

37

4.81

5.01

0.00

73.81

 

010060x2990201

脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2

25

20.24

16.16

28.00

69.32

 

010061xxxxx0xx

一過性脳虚血発作 手術・処置2なし

21

7.33

6.22

9.52

72.57

 

脳神経内科で最も多く入院しているのは脳梗塞ですが、DPCの診断群分類上では脳梗塞の種類によって複数のコードに分かれてしまうため、患者数は2位以下となっていますが合計では200名弱となります。重症度の高い脳梗塞の症例も受入れており、リハビリ転院や療養転院される患者様も多くなっています。次いで患者数が多い疾患は、てんかんとなっています。てんかんとは、脳の過剰な興奮によって起こるけいれんなどの発作性症状を繰り返す疾患です。当院では、脳波検査による精査と抗てんかん薬による薬物療法を行なっています。また、前庭機能障害の患者数も多くなっていますが、当院は耳鼻科の常勤医が不在のためにめまい症で帰宅困難な症例を脳神経内科で受入れているためで、脳神経内科の診療の中心と考えてはいません。あくまで救急搬送患者の入院時の対応を行っているだけであり、前庭機能障害を疑わせるめまい患者の外来診療はしておりませんので、御了承下さい。

呼吸器内科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均
年齢

患者用パス

040040xx99040x

肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 副傷病なし

55

6.02

9.59

1.82

72.35

 

040110xxxxx0xx

間質性肺炎 手術・処置等2 なし

54

22.24

18.84

9.26

71.37

040040xx9903xx

肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 3あり

52

11.79

28.97

3.85

66.88

 

040040xx9910xx

肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし

35

4.54

3.34

2.86

70.77

040040xx9908xx

肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 8あり

26

9.88

10.59

3.85

66.08

 

呼吸器科では、肺の悪性腫瘍における化学療法目的の入院が多くなっています。化学療法については、新規分子標的薬や治験で行える治療など幅広く最新治療を取り入れた診療を行っています。次いで、間質性肺炎の症例が多くなっています。間質性肺炎の原因としては、特発性の他に膠原病(膠原病肺)や感染性(マイコプラズマ肺炎、ウイルス性肺炎)、吸入粉じん(じん肺)、薬剤(薬剤性間質性肺炎)、放射線(放射線肺臓炎)などがあり、タイプによって病気の予後、薬剤の効果が異なります。完治するのは難しい病気ではありますが、抗線維化薬、吸入治療、免疫抑制剤、在宅酸素療法などの治療による生活の質の向上を目指して対応しています。

消化器科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均
年齢

患者用パス

060100xx01xx0x

小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病なし

155

3.19

2.63

0.00

68.71

 

060340xx03x00x

胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 副傷病なし

144

9.83

9.79

3.47

72.92

 

060050xx97x00x

肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし

35

12.77

10.25

2.86

73.51

 

060010xx99x40x

食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 手術なし 手術・処置等2 4あり 副傷病なし

34

10.82

9.34

5.88

74.35

 

060140xx97x00x

胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの) その他の手術あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし

30

10.63

10.49

0.00

67.20

 

消化器科で最も多い症例としては、良性の大腸ポリープや大腸腺腫に対する内視鏡的治療(内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術)を多く行っています。良性腫瘍を含めた隆起性病変を切除する治療になります。次いで多い症例が胆石や胆管炎などの胆道疾患が挙げられます。胆石による胆管閉塞の為に胆管炎を生じる症例に対して、内視鏡的にファーター(Vater)乳頭を切開または拡張して胆石を除去したり、感染胆汁をドレナージして黄疸の改善をさせるといった治療を行っています。その他の症例では肝細胞癌等の悪性腫瘍に対する血管塞栓術を行っています。これはカテーテルを癌の栄養血管まで進入させ、抗がん剤や塞栓物質にて血管を塞栓し、癌組織への血流を絶つ治療法です。

循環器科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均
年齢

患者用パス

050070xx01x0xx

頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2 なし

506

5.90

5.02

0.20

64.76

 

050050xx99100x

狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし

226

3.19

3.01

0.00

68.73

 

050050xx02000x

狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし

187

4.16

4.40

0.00

69.60

 

050210xx97000x

徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1 なし、1,3あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし

103

10.81

10.80

2.91

78.38

 

050130xx99000x

心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし

97

18.72

17.71

13.40

80.76

 

循環器科では、不整脈に対するアブレーション治療を多く行っています。アブレーション治療では、不整脈の元となる心筋を高周波電通により焼却する、もしくは風船(クライオバルーン)を使用し、冷凍凝固壊死させる治療法です。次いで、狭心症・虚血性心疾患に対する心臓カテーテル検査を行っています。足の付け根や手首の動静脈からカテーテルを血管に入れ、先端を心臓までもっていき、心臓の動きや病気の種類、重症度等を調べます。また、狭心症・虚血性心疾患では、様々な原因で狭窄・閉塞した血管等をバルーンやステントを用い、拡張させる治療(PCI)も多く行っています。その他に、心臓のリズムがゆっくりになる(徐脈)不整脈に対して、ペースメーカー移植術を行っております。主に完全房室ブロック(刺激伝導系が心房と心室の間で切れている状態)や洞不全症候群(洞結節が正常に刺激を出せない状態)に対して多く行われています。

小児科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均
年齢

患者用パス

100250xx99100x

下垂体機能低下症 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし

-

-

3.65

-

-

 

030190xx99xxxx

唾液腺炎、唾液腺膿瘍 手術なし

-

-

8.31

-

-

 

030240xx99xxxx

扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし

-

-

5.45

-

-

 

040120xx99000x

慢性閉塞性肺疾患 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし

-

-

13.61

-

-

 

050200xx99xxxx

循環器疾患(その他) 手術なし

-

-

7.12

-

-

 

小児科では2次救急に対応し、必要に応じて専門医療機関の治療が受けられるように紹介・連携をとっています。

救命救急科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均
年齢

患者用パス

161070xxxxx00x

薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2 なし 副傷病なし

97

2.87

3.52

9.28

36.47

 

160800xx01xxxx

股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等

85

31.45

25.94

77.65

82.99

 

160100xx99x00x

頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし

48

2.56

7.34

8.33

63.10

 

160100xx97x00x

頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし

43

4.53

9.67

4.65

67.70

 

161060xx99x0xx

詳細不明の損傷等 手術なし 手術・処置等2 なし

42

2.57

3.29

2.38

38.45

 

急性発症した重症患者の診療にあたる救命救急科では、薬物中毒、股関節・大腿近位の骨折、頭蓋・頭蓋内損傷の症例を多く取り扱っています。急性薬物中毒は、医薬品の過剰摂取や洗剤・殺虫剤の誤飲などにより生じ、原因物質により意識障害や不整脈などの症状を引き起こします。血液検査・尿検査や聴取などにより原因物質を特定します。治療として対症療法以外に胃洗浄、活性炭の投与や透析等の処置を行う場合があります。頭蓋・頭蓋内損傷は、脳振盪、頭部打撲、頭蓋骨骨折、脳挫傷、外傷性くも膜下出血等の頭部外傷が該当します。救急隊により搬送される場合、救命救急科が対応し患者様を受入れ、診察後、院内の他診療科で専門加療を行う場合がありますが、前述の疾患については救命救急科が主科として担当しています。また、大腿骨の骨折に対して人工骨頭に入替える手術やプレート・スクリューなどを用いて整復・固定する手術を行っています。左記の手術は救命救急科のみでなく、整形外科でも多く実施しています。原因のわからないアレルギー性反応やアナフィラキシーショックは詳細不明の損傷に分類されています。

消化器・乳腺外科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均
年齢

患者用パス

060160x001xxxx

鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等

81

6.06

4.85

0.00

70.28

 

090010xx01x0xx

乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等2 なし

45

9.33

10.34

0.00

66.16

 

060330xx02xxxx

胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等

41

6.34

6.37

0.00

59.44

 

060035xx01000x

結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし

38

15.08

15.02

0.00

71.55

 

060210xx99000x

ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし

20

9.55

8.89

10.00

69.85

 

消化器乳腺外科では、主にがんの治療に力を入れて診療を行っています。乳房の悪性腫瘍においては患者数は増加しており、当院では、早期がんでも乳房全切除が必要な方には、形成外科医師と共同のもと切除と同日に再建術を行う「同時乳房再建術」を行っております。大腸がんの症例では、結腸や直腸に発生したがんに外科的治療である鏡視下手術や開腹手術を主に行っています。年間100件以上の大腸がんの手術症例を取り扱っています。その他のがんでは、胃がんや難治がんの食道がん、膵がん、胆道がん等の治療も行っています。手術治療以外にも、必要に応じて化学療法、放射線療法などを組み合わせた集学的治療を行っています。がん以外の治療では、胆嚢疾患(胆石症、胆嚢炎)や虫垂炎の緊急手術の対応もしております。一般的な疾患にも対応しており、鼠径ヘルニアの短期入院手術も行っています。

整形外科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均
年齢

患者用パス

160800xx01xxxx

股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等

112

29.19

25.94

63.39

79.75

 

070230xx01xxxx

膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等

71

21.73

23.56

14.08

75.62

 

07040xxx01xxxx

股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等

54

23.30

21.53

9.26

66.98

 

160690xx99xx0x

胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし

46

20.80

19.40

23.91

77.87

 

160760xx97xxxx

前腕の骨折 手術あり

46

3.72

5.54

0.00

51.50

 

整形外科では、大腿骨の骨折に対して人工骨頭に入替える手術やプレート・スクリューなどを用いて整復・固定する手術を多く行っています。この診断群分類の入院時の平均年齢は約80歳と、比較的高齢な方の入院が多くなっています。次いで、変形・癒着などにより動きが悪くなったり痛みを生じた膝関節について、人工膝関節に置換える手術も数多く行っています。その他、転倒などにより前腕、鎖骨及び胸椎・腰椎の骨折をきたして入院される方が多くなっています。これらの診断群分類では、約9割が予定外・救急医療入院となっています。

形成外科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均
年齢

患者用パス

050180xx02xxxx

静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等

32

4.09

2.78

3.13

70.81

 

160200xx0200xx

顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし

19

5.00

5.26

0.00

36.84

 

020230xx97x0xx

眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2 なし

19

2.42

3.10

0.00

77.63

 

180060xx97xxxx

その他の新生物 手術あり

18

2.56

6.39

0.00

70.22

 

070010xx970xxx

骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1 なし

17

3.00

4.67

0.00

67.00

 

形成外科の治療対象は多岐にわたりますが、下肢静脈瘤に対して下肢静脈瘤手術(抜去切除術)の治療を多く行っています。下肢静脈瘤とは、下肢の皮下静脈が拡張・蛇行し、静脈還流が障害された状態をいいます。静脈の弁機能不全が原因で妊娠・立位・筋肉労働が誘因となって生じます。次いで顔面損傷では、顔面骨の鼻骨骨折や頬骨骨折、眼窩骨折等の治療を多く行っています。顔面骨折は事故などで多部位に外傷があることが多く、救命救急センターや脳神経外科、整形外科、歯科口腔外科などと連携して治療にあたっています。その他の治療では眼瞼下垂症(先天性・老人性)の手術療法や皮膚にできたしこり(良性腫瘍)やほくろの切除術、脂肪腫などの皮下腫瘍の切除、摘出術等を行っております。

脳神経外科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均
年齢

患者用パス

160100xx97x00x

頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし

73

6.60

9.67

6.85

76.27

 

010040x099000x

非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし

66

18.17

18.81

53.03

69.03

 

160100xx99x00x

頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし

35

10.34

7.34

17.14

59.11

 

010040x199x00x

非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし

31

22.10

20.96

64.52

71.94

 

010230xx99x00x

てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし

23

11.04

7.10

17.39

63.35

 

脳神経外科では、軽症から重症までの頭部外傷やくも膜下出血、脳内出血などの脳卒中の受け入れを積極的に行っています。入院患者の約84%が予定外・救急医療入院となっています。最も多い診断群分類には、外傷性くも膜下出血や硬膜下血腫、硬膜外血腫、脳挫傷や頭蓋骨折などが該当します。外傷性慢性硬膜下血腫が最も多く、治療としては頭蓋骨に孔を開け血腫を抜き、洗浄・ドレナージする慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術を多く行っています。手術を行わず保存的に加療する場合もあります。非外傷性頭蓋内血腫について保存的に加療を行なう症例も多くなっています。また、脳動脈瘤の破裂が原因で生じるくも膜下出血や主に高血圧が原因で生じる脳内出血について、必要に応じて動脈瘤クリッピング術や血管内塞栓術、血腫除去術や脳室ドレナージなどの外科的治療法を行い、術後薬物治療やリハビリテーションを行っています。

呼吸器外科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均
年齢

患者用パス

040040xx97x0xx

肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2 なし

75

10.09

11.51

0.00

69.15

 

040200xx01x00x

気胸 肺切除術等 手術・処置等2 なし 副傷病なし

27

8.63

10.18

0.00

29.85

 

040200xx99x00x

気胸 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし

19

6.84

9.11

0.00

39.00

 

040040xx99040x

肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 副傷病なし

-

-

9.59

-

-

 

040040xx9906xx

肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 6あり

-

-

16.49

-

-

 

呼吸器外科では肺癌治療の患者数が最も多くなっています。肺癌に対する治療として手術や化学療法を実施しています。癌の大きさやリンパ節への転移などを考慮し、最適な治療方法を選択しています。手術では、一般的な開胸手術もしくは低侵襲手術である胸腔鏡下手術を行っています。次いで自然気胸に対する手術およびドレナージ(脱気)を実施しています。自然気胸の特徴として若年層に多い疾患のため、当院での平均年齢は30代となっています。

心臓血管外科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均
年齢

患者用パス

050050xx0101xx

狭心症、慢性虚血性心疾患 心室瘤切除術(梗塞切除を含む。) 単独のもの等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり

19

36.47

22.71

0.00

70.89

 

050163xx03x0xx

非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2 なし

13

15.85

11.75

0.00

76.31

 

050161xx97x10x

解離性大動脈瘤 その他の手術あり 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし

13

32.23

27.88

7.69

68.00

 

050050xx0111xx

狭心症、慢性虚血性心疾患 心室瘤切除術(梗塞切除を含む。) 単独のもの等 手術・処置等1 1,2あり 手術・処置等2 1あり

-

-

27.97

-

-

 

050080xx01010x

弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし

-

-

23.77

-

-

 

心臓血管外科では、狭心症・虚血性心疾患に対する手術を多く実施しています。冠動脈が高度に閉塞・狭窄しているため、広い範囲で虚血(血流が不足)となっている状態に対し、狭窄部位の末梢の冠動脈にバイパス手術を行い、心筋の虚血を改善します。次いで、非破裂性大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術を行っています。大動脈瘤とは大動脈壁に「こぶ」ができている状態を指します。破裂した場合、救命の確率が低くなるため破裂する前に手術を行う必要があります。手術には血管に管(カテーテル)を入れて、血管の中で人工血管を内張りとして装着するステントグラフト内挿術を多く実施しています。

皮膚科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均
年齢

患者用パス

080010xxxx0xxx

膿皮症 手術・処置等1 なし

41

10.02

12.55

2.44

65.15

 

080006xx01x0xx

皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし

12

2.75

7.90

0.00

78.83

 

080020xxxxxxxx

帯状疱疹

11

7.55

9.00

0.00

66.55

 

03001xxx99x4xx

頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり

-

-

12.38

-

-

 

080080xxxxxxxx

痒疹、蕁麻疹

-

-

6.36

-

-

 

皮膚科では膿皮症の症例を最も多く取り扱っています。膿皮症には蜂窩織炎や丹毒等が該当しますが、治療は主に抗生剤を投与します。その他では皮膚の悪性腫瘍に対して皮膚悪性腫瘍切除術や帯状疱疹の治療が多くなっています。皮膚の悪性腫瘍、帯状疱疹ともに高齢の方で発症頻度が高くなっています。

泌尿器科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均
年齢

患者用パス

110080xx991x0x

前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 定義副傷病 なし

83

2.01

2.49

0.00

71.06

 

110070xx0200xx

膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし

66

8.05

7.07

1.52

75.42

 

110070xx99x20x

膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし

26

18.04

10.65

0.00

75.81

 

11012xxx020x0x

上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし

21

6.05

5.61

0.00

65.90

 

11001xxx01x0xx

腎腫瘍 腎(尿管)悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 なし

16

11.25

11.14

0.00

62.38

 

泌尿器科では、検診や血液検査などで前立腺癌の疑いがある場合に、前立腺組織を採取し、顕微鏡で確認する検査入院(通常は1泊2日)を最も多く取り扱っています。次いで、膀胱腫瘍に対する経尿道的内視鏡手術(TUR-BT)を多く行っています。手術は全身麻酔もしくは腰椎麻酔を行い、専用の内視鏡器具を用いて、電気メスで切除をします。手術後は、尿を体の外に出す目的で尿管カテーテルを留置します。状況によっては数日間留置する場合もありますが、カテーテルを抜去した後に退院となります。その他に尿管結石に対する結石除去術や腎腫瘍に対する手術を行っています。

眼科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均
年齢

患者用パス

020110xx97xxx0

白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼

217

2.07

2.78

0.00

75.74

 

020320xx97xxxx

眼瞼、涙器、眼窩の疾患 手術あり

-

-

3.27

-

-

 

010170xx99x10x

基底核等の変性疾患 手術なし 手術・処置等2 あり 定義副傷病 なし

-

-

17.31

-

-

 

020180xx99x2xx

糖尿病性増殖性網膜症 手術なし 手術・処置等2 2あり

-

-

2.77

-

-

 

020200xx99x0xx

黄斑、後極変性 手術なし 手術・処置等2 なし

-

-

2.87

-

-

 

眼科では、水晶体の混濁により視力が低下する白内障に対して、混濁した水晶体を取り除き人工の眼内レンズを挿入する水晶体再建術を多数行っています。入院初日に手術を行なった後1~2日間経過観察を行なうため、入院は2~3日間となっています。白内障入院の約94%が他の医療機関より紹介患者となっております。また、白内障の他に、硝子体注射、眼窩脂肪ヘルニアや翼状片、眼瞼内反症などの治療も行っています。硝子体注射、外眼部の手術は通常日帰りで行っております。

産婦人科

DPCコード

DPC名称

患者数

平均
在院日数
(自院)

平均
在院日数
(全国)

転院率

平均
年齢

患者用パス

120060xx02xxxx

子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等

50

6.62

6.09

0.00

43.48

 

120090xx97xxxx

生殖器脱出症 手術あり

37

8.86

8.65

0.00

72.30

 

120070xx02xxxx

卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等

31

9.39

6.21

0.00

47.45

 

120060xx01xxxx

子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等

25

8.52

9.71

0.00

46.68

 

120100xx01xx0x

子宮内膜症 子宮全摘術等 定義副傷病 なし

22

7.41

7.37

0.00

38.95

 

良性腫瘍に対する手術を多く行っていますが、その中でも子宮筋腫(子宮筋層を構成する平滑筋に発生する良性腫瘍)に対する手術が最も多くなっています。良性腫瘍に対する手術は腹腔鏡下や子宮鏡下による術式を主に行なっています。また、卵巣腫瘍に対する手術も多く行っています。次いで生殖器脱出症の手術を多く行なっています。生殖器脱出症は、子宮脱や膀胱瘤が該当します。その他、子宮内膜症の手術も行なっています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数 ファイルをダウンロード


 

初発

再発

病期分類
基準(※)

版数

Stage I

Stage II

Stage III

Stage IV

不明

胃癌

37

16

15

37

-

18

1

8

大腸癌

48

19

45

48

35

43

1

8

乳癌

27

28

-

-

-

17

1

8

肺癌

50

18

75

104

35

126

1

8

肝癌

11

12

-

-

-

44

1

8

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

患者数としては、肺癌が最も多くなっています。肺癌の治療方法には、手術、化学療法、放射線治療、緩和治療があり、肺癌の組織像や進行の程度によって適切な治療法を選択し、診療にあたっております。
次いで、大腸癌と胃癌の順になっています。早期悪性腫瘍に対する内視鏡的粘膜剥離切除術(EMR)を積極的行っております。大腸癌の治療では、肝臓に転移したstageⅣ大腸癌であっても、化学療法と手術を組み合わせた治療を積極的行っております。また、再発した場合の治療では、推進されるすべての薬物療法を行うことを心がけ、新規免疫療法剤を取り入れた治療を行っております。
当院は、3次救急病院としての高度急性期医療を担うのみならず、北多摩西部地域の地域がん診療連携拠点病院として、5大がん以外のがんの治療にも積極的に取り組んでおります。

【定義】
5大がんと呼ばれる胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がんの患者様の数を初発のUICC病期分類別、および再発に分けて集計しています。
UICC病期分類とはUICC病期分類国際対がん連合によって定められた、①原発巣の大きさと進展度、②所属リンパ節への転移状況、③遠隔転移の有無の3つのカテゴリによって各がんをⅠ期(早期)からⅣ期(末期)の4病期(ステージ)に分類するものです。
2019年度に退院した患者様を集計し、集計対象期間中に複数回入院された患者様はそれぞれ集計しております。「初発」とは、当院において当該腫瘍の診断、あるいは初回治療を実施した場合を指します。「再発」とは、当院・他施設を問わずに初回治療が完了した後、当院にて患者様を診察した場合や、がん寛解後に局所再発・再燃また新たな遠隔転移をきたした場合を指します。

成人市中肺炎の重症度別患者数等 ファイルをダウンロード


 

患者数

平均
在院日数

平均年齢

軽症

11

12.36

60.82

中等症

78

16.28

74.12

重症

42

19.07

82.95

超重症

28

20.68

80.46

不明

-

-

-

成人の市中肺炎について、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を示しています。肺炎の重症度分類として、A-DROPスコアを用いています。A-DROP スコアとは、以下の5項目のうち入院時(入院中に発生した場合は発症時)の状態に該当する項目の合計数をいいます。
・男性70歳以上、女性75歳以上
・BUN 21mg/dL以上又は脱水あり
・SpO2 90%以下(PaO2 60Torr以下)
・意識障害あり
・血圧(収縮期)90mmHg以下
※5点満点で、1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点になります。

重症度分類はA-DROPスコアの合計値によって決まります。
 軽症:0点の場合
 中等症:1~2点の場合
 重症:3点の場合
 超重症:4~5点の場合(ただし、意識障害(ショック)であれば1点でも超重症とする。)
 
重症・超重症の肺炎は平均年齢が高く、平均在院日数も長くなっています。高齢者の肺炎は重症化しやすく、治療にかかる日数も長くなる場合が多いと考えられます。

脳梗塞の患者数等 ファイルをダウンロード


発症日から

患者数

平均在院
日数

平均
年齢

転院率

3日以内

284

23.00

74.11

38.82

その他

20

23.40

73.80

2.96

脳梗塞は、脳動脈の狭窄や閉塞により脳の一部への血流が途絶えてしまい、脳組織が壊死に至る疾患です。脳梗塞に至った部位により、麻痺や構音障害、失語などの症状が現れます。当院では主に脳神経内科・脳神経外科で診療を行っています。来院時より治療を開始しますが、脳梗塞発症直後に来院されない場合もあるため、発症日から3日以内の入院割合は約93%となっています。急性期治療が終了後、自宅への帰宅が困難な場合には、リハビリ病院や療養病院への転院を行う場合もあり、転院率は約42%となっています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで) ファイルをダウンロード

血液内科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均
年齢

患者用パス

K9212ロ

造血幹細胞採取(一連につき)(末梢血幹細胞採取)(自家移植の場合)

17

21.29

3.00

0.00

58.18

 

K6113

抗悪性腫瘍剤動脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 等

-

-

-

-

-

 

K6182

中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合)

-

-

-

-

-

 

K142-4

経皮的椎体形成術

-

-

-

-

-

 

K0461

骨折観血的手術(大腿) 等

-

-

-

-

-

 

当院の血液内科では自家骨髄液を採取し、その中の造血幹細胞の造血組織再生能を活用した骨髄再生療法である造血幹細胞移植を行っています。入院し、骨髄液を採取し、後日入院し造血幹細胞を移植します。急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、悪性リンパ腫に対して、造血幹細胞移植が必要と判断した場合は速やかに移植治療を行っています。
K9222ロ 造血幹細胞移植(末梢血幹細胞移植)(自家移植の場合) 13件 (臓器移植に該当するため病院情報の実績からは除外となります。)

腎臓内科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均
年齢

患者用パス

K610-3

内シャント設置術

38

7.45

12.55

13.2

68.32

 

K616-4

経皮的シャント拡張術・血栓除去術

19

1.47

3.00

0.0

75.53

 

K635-3

連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術

-

-

-

-

-

 

K607-3

上腕動脈表在化法

-

-

-

-

-

 

K6072

血管結紮術(その他のもの)

-

-

-

-

-

 

腎臓内科では、慢性腎不全に対する血液透析導入のために、内シャント設置術を行っています。これは動脈と静脈を吻合してシャントと呼ばれる特殊な血管回路を外科的に腕や手に造ります。通常は利き腕とは反対側に作成しますが、血管の状態によっては、作成の仕方や部位が異なる場合もあります。通常は術前1日、術後数日程度で退院となりますが、集計には合併症等も含めた症例が含まれるため、術前後の日数が長くなっています。その他に、透析シャントの狭窄・閉塞に対する拡張術を行っています。

呼吸器科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均
年齢

患者用パス

K6113

抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他)

10

2.10

4.70

0.00

73.30

 

K6153

血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他のもの)

-

-

-

-

-

 

K5131

胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの))

-

-

-

-

-

 

K331

鼻腔粘膜焼灼術

-

-

-

-

-

 

K6182

中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合)

-

-

-

-

-

 

抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置は、抗悪性腫瘍剤の局所持続注入を目的として、主に鎖骨下や頚部の血管からカテーテルを挿入し、カテーテルの先端を血管に留置し、胸部の皮膚の下にポートを設置する手術です。カテーテル・ポートを留置することで、身体的負担を減らし、抗がん剤治療を頻回に行うことが可能になります。

消化器科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均
年齢

患者用パス

K688

内視鏡的胆道ステント留置術

146

1.47

8.51

2.05

74.10

 

K7211

内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満)

126

0.17

1.24

0.00

69.33

 

K7212

内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル以上)

38

0.95

3.87

0.00

69.66

 

K6113

抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他)

36

3.72

15.72

2.78

69.06

 

K6152

血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術)

35

1.09

15.00

2.86

73.86

 

消化器科では、内視鏡的胆道ステント留置術を最も多く実施しています。胆道癌や総胆管結石による胆管閉塞のため、黄疸を生じる症例に対して感染胆汁をドレナージして黄疸を改善させる治療を行ないます。次いで多い手術は、内視鏡的大腸ポリープ粘膜切除術(長径2センチメートル未満)を多く実施しています。当該手術は日帰り手術でも対応していますが、入院して手術を希望される方やご高齢の方においては、入院にて手術を実施しています。入院で実施する場合は、ほとんどが1泊2日入院で対応しています。

循環器科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均
年齢

患者用パス

K5951

経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの)

429

1.52

4.21

0.23

65.98

 

K5493

経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの)

136

2.29

3.03

0.00

70.07

 

K5952

経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他のもの)

89

0.88

1.98

0.00

59.83

 

K5972

ペースメーカー移植術(経静脈電極の場合)

77

2.83

12.48

10.39

80.31

 

K616

四肢の血管拡張術・血栓除去術

66

3.50

4.68

7.58

76.00

 

経皮的カテーテル心筋焼灼術は、不整脈の原因となる心筋を高周波通電により焼却、もしくは風船(クライオバルーン)を使用し冷凍凝固壊死させ不整脈を生じさせないようにする手術です。不整脈の原因となる箇所に到達する方法により、左心系からアプローチする場合(心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの)と右心系や大動脈からアプローチする場合(その他のもの)に保険点数が分かれています。また、狭心症・虚血性心疾患に対して、バルーンやステントを用いて狭窄や血管を拡げるPCI(経皮的冠動脈形成術)も行っています。その他に不整脈に対するペースメーカー移植術も積極的に行っています。

救命救急科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均
年齢

患者用パス

K0461

骨折観血的手術(大腿) 等

61

2.74

25.07

67.21

77.67

 

K0811

人工骨頭挿入術(股)

40

3.23

30.00

82.50

82.43

 

K0462

骨折観血的手術(前腕) 等

26

5.00

18.35

26.92

57.38

 

K6151

血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(止血術)

15

0.20

19.00

26.67

60.80

 

K1422

脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(後方又は後側方固定)

13

3.23

31.15

30.77

45.62

 

救命救急科では、大腿骨や上腕骨の骨折に対する骨折観血的手術を多く行なっています。骨折観血的手術は、骨折し、他の方法では良好な整復が望めない場合に、骨折部を開いて鋼線や釘、プレートなどを用いて直接固定を行う手術です。次いで、股関節の大腿骨頭が壊れた際に、大腿骨頭を金属の骨頭に入れ替え、関節機能を取り戻させる人工骨頭挿入術を多く行なっています。血管塞栓術は、カテーテルをX線透視下に目的とする血管まで進め、ゼラチンスポンジやリピオドールなどの塞栓物質により血管を途絶させる治療法です。救命救急科では主に外傷性出血や消化管出血などに対して行っています。また、頚椎・胸椎・腰椎が骨折等により本来の働きができなくなったときに、椎骨の間を固定する脊椎固定術を多く行っています。

消化器・乳腺外科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均
年齢

患者用パス

K672-2

腹腔鏡下胆嚢摘出術

63

1.21

5.10

1.59

60.78

 

K6335

ヘルニア手術(鼠径ヘルニア)

51

1.69

3.76

0.00

73.12

 

K6113

抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他)

46

1.98

5.04

0.00

66.63

 

K719-3

腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術

34

5.41

15.00

8.82

70.71

 

K4763

乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの))

31

1.52

6.52

0.00

68.97

 

地域がん診療連携拠点病院として、当科は食道から肛門までの消化管および肝臓、胆道、膵臓、乳房等から発生するがんの手術に対応しております。がんの手術では大腸がんの手術が最も多く、なかでも結腸の腹腔鏡下切除術を多く行っています。当該手術においては、通常は術前2日、術後8日の入院期間で実施しておりますが、他疾患の診療と併行して手術を実施する症例においては、術前、術後日数が長くなる場合もあります。また、入院あるいは外来で抗がん剤治療を繰り返し行う場合は、抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 等を設置することで少しでも快適に薬物治療を受けられるよう努めています。がんの手術以外では、体に負担の少ない鏡視下手術(腹腔鏡下手術)を導入しており、緊急を要する胆石症、胆嚢炎、虫垂炎や一般的疾患である鼠径ヘルニアの治療も行っています。

整形外科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均
年齢

患者用パス

K0821

人工関節置換術(膝) 等

140

2.67

20.59

15.71

71.66

 

K0461

骨折観血的手術(大腿) 等

78

1.87

21.91

52.56

77.44

 

K0462

骨折観血的手術(前腕) 等

53

2.25

5.72

9.43

58.91

 

K0811

人工骨頭挿入術(股)

48

2.29

24.17

58.33

80.40

 

K0483

骨内異物(挿入物を含む。)除去術(下腿) 等

45

1.53

3.42

0.00

50.07

 

人工関節置換術は、骨折や病的な理由で膝関節や股関節が十分に機能しなくなった場合に、人工の関節に入替えることで機能回復を図る手術です。骨折観血的手術は、骨折し、他の方法では良好な整復が望めない場合に、骨折部を開いて鋼線や釘、プレートなどを用いて直接固定を行う手術です。人工骨頭挿入術は股関節の大腿骨頭や肩関節の上腕骨頭が壊れた際に、金属の骨頭と入替え、関節機能の回復を図る手術です。骨内異物(挿入物)除去術は、骨折観血的手術で内副子固定を行った後、骨癒合が完成してから内副子の抜去を行う手術です。

形成外科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均
年齢

患者用パス

K6171

下肢静脈瘤手術(抜去切除術)

28

1.89

1.36

3.57

71.25

 

K0151

皮弁作成術・移動術・切断術・遷延皮弁術(25㎠未満)

16

0.69

4.25

0.00

66.63

 

K0052

皮膚腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝以上,4㎝未満)

15

0.00

1.47

0.00

67.60

 

K0072

皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除)

13

0.23

6.31

7.69

79.15

 

K0062

皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝以上,6㎝未満)

12

0.17

3.67

0.00

70.92

 

形成外科では下肢静脈瘤手術(抜去切除術)を最も多く取り扱っています。下肢の大・小状在静脈弁の機能不全によって起こる一次性の静脈瘤に対し行われる手術です。その他の手術では、皮膚の良性・悪性腫瘍に対して切除術や摘出術を実施しています。皮膚悪性腫瘍には基底細胞癌、有棘細胞癌、悪性黒色腫、ボーエン病、パジェット病があり、頭から足先まであらゆる場所に発生します。これらの腫瘍に対して全身麻酔または局所麻酔下に切除し、皮膚が大きく欠損した場合には植皮術や皮弁形成術を行い、出来るだけ整容面に配慮して創部を閉鎖しています。

脳神経外科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均
年齢

患者用パス

K164-2

慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術

64

0.47

4.31

7.81

77.00

 

K178-4

経皮的脳血栓回収術

35

0.34

20.49

60.00

78.83

 

K1781

脳血管内手術(1箇所)

34

1.71

31.56

44.12

67.56

 

K1643

頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの)(脳内のもの)

27

2.26

32.48

85.19

60.89

 

K1771

脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所)

21

0.24

50.10

66.67

65.95

 

頭部外傷後、数週間から数ヶ月程の間に、頭蓋骨と脳の間にできた血腫を慢性硬膜下血腫といいます。慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術は、頭蓋骨に孔を開け血腫を抜き出し、洗浄とドレナージを行う手術で、多くは早期に回復し短期間で退院できます。経皮的脳血栓回収術は、脳の太い動脈の急性閉塞に対して、カテーテルを用いて詰まった血栓を取り除き再開通させる治療です。脳血管内手術は、脳血管内手術用カテーテルを用いて脳動脈瘤等を閉塞させる手術です。脳の動脈壁が瘤状に膨れた状態を脳動脈瘤といいます。脳動脈瘤が大きくなり破裂すると、くも膜下出血を生じます。脳動脈瘤頸部クリッピングは、動脈瘤をクリップで閉塞させ、破裂や再破裂を防止する手術です。

呼吸器外科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均
年齢

患者用パス

K514-23

胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) 等

43

2.07

6.07

0.00

67.23

 

K5131

胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの))

34

5.35

3.03

0.00

34.53

 

K514-21

胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除)

12

2.17

3.25

0.00

69.17

 

K5143

肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの)

-

-

-

-

-

 

K6113

抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他)

-

-

-

-

-

 

胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術は、全身麻酔下において皮膚小切開を経て、胸腔にポートを挿入し、必要に応じ肺の牽引や把持の為の器具を挿入しながら悪性腫瘍を切除する手術です。気胸における手術でも同様ですが、胸腔鏡下での利点としては低侵襲的であり、術後の疼痛が少ないため早期回復が期待でき、入院日数が短縮できる事です。手術の方法や肺がんの病状によって、開胸手術を選択することもあります。

心臓血管外科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均
年齢

患者用パス

K5522

冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) 等

26

7.31

31.42

0.00

70.88

 

K5612ロ

ステントグラフト内挿術(腹部大動脈)

12

3.17

10.83

0.00

76.58

 

K5943

不整脈手術(メイズ手術)

-

-

-

-

-

 

K5601ニ

大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。)(上行大動脈)(その他のもの)

-

-

-

-

-

 

K5551

弁置換術(1弁のもの)

-

-

-

-

-

 

心臓血管外科では冠動脈、大動脈バイパス移植術を最も多く実施しています。狭心症や心筋梗塞の原因となる狭窄や閉塞した冠動脈の先に、他の箇所から採取した自己の血管を移植する事で迂回路を形成する手術です。次いで、ステントグラフト内挿術を実施しています。ステントグラフトは人工血管にステントといわれるバネ状の金属を付けた人工血管です。通常は血管造影室にて全身麻酔下で行われます。他の治療法と比較して開胸手術や人工心肺の装着がないため、身体の負担が少ないのが特徴です。

皮膚科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均
年齢

患者用パス

K0072

皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除)

11

0.00

1.09

0.00

78.36

 

K0052

皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝以上,4㎝未満)

-

-

-

-

-

 

K0062

皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝以上,6㎝未満)

-

-

-

-

-

 

K0051

皮膚腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝未満)

-

-

-

-

-

 

K013-22

全層植皮術(25㎠以上100㎠未満)

-

-

-

-

-

 

皮膚科では、皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除)を最も多く実施しています。皮膚の悪性腫瘍では一般的に60歳以上の高齢の方の発生が多く、当院での平均年齢は約78.36歳となっています。

泌尿器科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均
年齢

患者用パス

K8036イ

膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの)

68

1.69

5.99

1.47

75.16

 

K773-2

腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術

24

1.54

9.29

0.00

65.29

 

K7811

経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの)

21

1.00

4.05

0.00

65.90

 

K783-2

経尿道的尿管ステント留置術

17

1.12

7.71

5.88

74.29

 

K843

前立腺悪性腫瘍手術

-

-

-

-

-

 

泌尿器科では膀胱腫瘍に対する経尿道的手術(TUR-BT)を多く実施しています。TUR-BTは、特殊な内視鏡を、尿道から膀胱内へ入れて、先端に付いた電気メスで膀胱の腫瘍を削ぎ取る手術です。腫瘍数、大きさ、病理学的悪性度を考慮して、再発予防のために抗癌剤やBCG膀胱注入療法を行います。次いで、腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術を多く実施しています。手術は内視鏡を使用し、小切開を加えて行います。開腹術と比較した場合、切開が小さいため術後の痛みが少ないことや、早期離床、入院期間の短縮、出血量の減少などの利点があります。その他には、尿管結石の除去術や尿管結石に伴う水腎症や尿管狭窄に対してステント留置術を行っています。

眼科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均
年齢

患者用パス

K2821ロ

水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの)

216

0.00

1.06

0.00

75.69

 

K2231

結膜嚢形成手術(部分形成)

-

-

-

-

-

 

K2822

水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない場合)

-

-

-

-

-

 

K2193

眼瞼下垂症手術(その他のもの)

-

-

-

-

-

 

水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)は、水晶体の混濁により視力が低下する白内障に対して、混濁した水晶体を取り除き人工の眼内レンズを挿入する手術です。外来では、下記の手術も実施しています。
外来で実施した手術
・水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの)
・眼瞼内反症手術(縫合法)
・眼瞼下垂症手術(その他のもの)
・翼状片手術

産婦人科

Kコード

名称

患者数

平均
術前日数

平均
術後日数

転院率

平均
年齢

患者用パス

K8882

子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの)

45

1.31

6.20

0.00

42.20

 

K877-2

腹腔鏡下腟式子宮全摘術

33

1.00

6.30

0.00

50.64

 

K877

子宮全摘術

25

1.04

6.76

0.00

52.92

 

K872-3

子宮内膜ポリープ切除術 等

24

1.00

1.00

0.00

44.29

 

K865-2

腹腔鏡下仙骨腟固定術

21

1.00

8.38

4.76

68.76

 

子宮付属器腫瘍摘出術は主に卵巣腫瘍に対して行っています。「子宮付属器」とは卵巣・卵管を指し、悪性が疑われるがまだ初期であると考えられる場合や、腫瘍が茎捻転(腫れた部分がねじれた状態)を起こしている場合、あるいはほとんど正常な部分を残せないほどに大きく発育した場合などで行うことが多い術式です。腹腔鏡下腟式子宮全摘術は、主に子宮筋腫に対して行なっています。子宮筋腫は産婦人科で最も多い疾患となっており、腹腔鏡下腟式子宮全摘術の他、子宮全摘術や子宮内膜ポリープ切除術を行なっています。腹腔鏡下や子宮鏡下では開腹せず、侵襲は比較的小さくなりますが、適応が絞られる場合があります。また、子宮内膜症(子宮内膜組織、あるいは類似組織が、子宮外の骨盤内で発育・増殖する疾患)に対する根治、温存手術もこの術式にて行っています。腹腔鏡下仙骨腟固定術は、主に子宮脱に対して行なっています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率) ファイルをダウンロード


DPC

傷病名

入院契機

症例数

発生率

130100

播種性血管内凝固症候群

同一

-

-

異なる

-

-

180010

敗血症

同一

13

0.12

異なる

48

0.46

180035

その他の真菌感染症

同一

-

-

異なる

-

-

180040

手術・処置等の合併症

同一

58

0.55

異なる

20

0.19

この指標は、医療の質の改善に資するため、臨床上完全になくすことはできないものの、少しでも改善すべきものとして、播種性血管内凝固症候群(DIC)、敗血症、その他の真菌症、手術・処置等の術後の合併症について、医療資源最病名(入院期間中に医療資源を最も投入した病名)が入院契機病名(入院のきっかけとなった病気)と同一の病名か、異なる病名かを区別して、対象患者数と請求率を示したものです。「同一な」とは、入院契機病名が上の表に掲げた病名であり、なおかつ、医療資源最病名も同一の病名である場合を表します。「異なる」とは、入院契機病名が上の表の病名と異なる場合を表します。手術・術後の合併症については内訳を別記します。
感染が原因で重篤な全身症状を呈した病態を敗血症と言います。重篤な肺炎や急性腎盂腎炎、消化管穿孔等により敗血症となった症例が見られます。入院当初から敗血症の状態である症例だけでなく、原疾患への加療にもかかわらず、全身状態の悪化により入院後に敗血症に至る症例もあります。当院は、重篤な症例を数多く受入れる救命救急センターを有しており、他院で重篤な状態になった症例も受入れていることもあり、敗血症の症例数も比較的多くなっています。手術・術後の合併症は、手術や処置を行った場合に、その手技に関連して発症する病態を言います。手術創部に感染が起きたり膿瘍が形成される創部感染、股関節・膝関節の人工関節置換術後に機械的な合併症として発症する人工関節脱臼等が挙げられます。これらの合併症が起こらないよう十分注意を払っておりますが、臨床上完全になくすことはできません。医師が手術や処置の説明をする際に、起こりうる合併症についても説明しており、また、説明・同意書にも記載しております。



【手術・術後の合併症の内訳】

・抜歯後出血
・生検後出血
・術後血腫
・後出血
・腟断端出血
・下肢術後血腫
・医原性気胸
・カテーテル感染症
・術後腹腔内膿瘍
・処置後感染症
・術後創部感染
・術後腹壁膿瘍
・遅発性術後感染症
・術後異物体内遺残
・術後瘻孔形成
・吻合部狭窄
・術後合併症
・デブリードマン後皮膚欠損創
・植込型カテーテルポート破損

・植込型カテーテルポート閉塞
・中心静脈カテーテル感染症
・移植人工血管感染
・ペースメーカ植え込み後感染症
・人工股関節の破損
・人工膝関節のゆるみ
・人工骨頭移動
・人工股関節脱臼
・人工関節のゆるみ
・体内関節プロステーシスの機械的合併症
・大腿骨内固定材の機械的合併症
・膝人工関節感染
・術後骨弁感染
・感染性乳房異物
・胆管ステント閉塞
・CAPDカテーテルトンネル感染
・造影剤ショック
・薬物性ショック

更新履歴

2020年9月30日 病院情報を公開しました。
2019年9月30日 病院情報を公開しました。
2018年9月28日 病院情報を公開しました。
2017年9月29日 病院情報を公開しました。
2016年9月30日 病院情報を公開しました。

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