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ブログ: 2020年

当院のマンモグラフィ装置が新しくなりました!!

(2020/12/10 up)

2020年11月に当院のマンモグラフィ装置を更新いたしました。新しい装置はホロジック社製のデジタル式乳房エックス線撮影装置Selenia Dimensions 3D Performanceです。マンモグラフィの検査は、自覚のない初期の乳がん発見に欠かせない検査です。超音波検査と比較し、検査者間の技術差が少なく、石灰化や腫瘤などを発見でき、特に微細な石灰化の描出に優れています。
今回、当院で導入したマンモグラフィ装置は、今までのエックス線画像に加え、乳腺の重なりを1.0mmずつ分離させて画像を作成することができるトモシンセシスという機能が搭載されています。この機能により、従来の画像では乳腺の重なりで隠れてしまっていた病変をより鮮明にすることができます。また、正常組織の重なりを分離することにより、偽陽性の減少にも繋がります。近年より話題になっている、デンスブレストといわれる高濃度乳腺にもより有効な検査を提供できます。
当院のマンモグラフィ撮影は、中央放射線部に在籍する診療放射線技師の女性技師9名(検診マンモグラフィ撮影の認定取得者4名を含む。)が行い、その画像を検診マンモグラフィ読影認定医師が自信を持って診断します。
日本人女性の12人に1人が乳がんに罹るといわれている現在、40歳以上は定期的な検診を受けることが望ましいとされていますが、実際の乳がん検診受診率は20%程度と低いのが現状です。当院では、より受診しやすい環境を提供できるように診療放射線技師の教育、読影医師との情報共有を密とし、日々の撮影業務に携わっています。地域医療支援病院として、地域に貢献できるようこれからも努力していきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

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