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CT

CT

CT検査について

CTとは、X線を出すX線管と、体を通過したX線を計測する検出器とが対になって体の周りを回転しながら検査を行います。簡単に言うと、レントゲン写真を撮る機械が写真を撮りながら回転するイメージです。実際は図のようなドーナツ状の輪の中をベッドに寝ていただいた状態で検査が行われます。CT検査にかかる時間は5~10分程度と短時間です。全身のほとんどの部位を撮影することができ、胸部や腹部の輪切り写真はもちろん、骨や血管、心臓などの3Dも作成できます。

検査目的によってヨード製剤である造影剤を注射して検査を行う場合があります。造影剤使用の際は前食を控えていただくなどの食事制限がございます。主治医または看護師の指示に従ってください。また、ヨード造影剤にアレルギーのある方、喘息のある方、腎機能が悪い方など、造影剤が使用できない場合がございますので、あらかじめ主治医にご相談ください。

320列CT装置を導入しました

外来検査の増加による検査待ち時間短縮や救急外来の緊急検査の迅速な対応をするため、今まで使用していたCT装置に加え、最新型の320列CT装置を新設しました。
320列CT装置は面検出器を搭載していることにより、最速0.275秒で16cmの範囲(頭部や心臓の撮影範囲)の撮影が可能になります。そのため、患者さんの動きによる影響が少なく、短時間で検査時間が終了し患者さんへの負担が少なくなります。
また、人工知能を用いた画像再構成技術の搭載により、従来装置よりも少ない被ばく線量で検査が可能です。

320列CT装置の特徴

1.頭部を短時間で撮影できます。

今回導入した320列CT装置は16cmの範囲を一度に撮影できるため、1秒以内で撮影が終了します。また、造影剤を使用し同一部位を連続的に撮影することによって、3D画像だけでなく、時間情報を加えた4D検査が可能となりました。

2.より負担の少ない心臓検査が行えます。

心臓検査は、正確な心臓画像を撮影するために十分な前処置、長い息止め時間、造影剤量の増量を必要とし、患者さんへの負担が大きい検査でした。
320列CT装置の導入によりこれらの問題が大幅に改善されました。
320列CT装置は面検出器を搭載し最速0.275秒で撮影でき患者さんへの負担が軽減され、かつ、より高精度な心臓の画像を取得できます。

低線量肺がんCT検査について

当院では地域医療水準向上のため、このような高額医療機器を地域に住むみなさまにもご利用していただけるよう、CTによる高精度肺がん検診を行っております。詳細は医療連携室(肺がん検診)をご覧下さい。