尿や便、各種体腔液(胸腹水・関節液・脳脊髄液・精液等)の検査材料から検査を行っています。尿や便は手軽に採取でき、多くの情報を持っているので有用です。尿とは、血液によって全身の組織から運ばれてきた体の中の不要な成分が、余分な水分とともに排出されたものです。異常があると、不要な成分が排出されなかったり、排出されてはいけないものが尿にまじったりします。このような体の異常を探るために、尿の性質や成分を調べるのが尿検査です。尿検査は、試験紙で蛋白・糖・潜血などが短時間で結果を知ることができ初期診療に役立ちます。また、便検査は、出血性消化器疾患や寄生虫病診断等に役立ちます。