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放射線について

放射線について

放射性物質は、エネルギー的に不安定な物質であり、放射線という形式で余分なエネルギーを出しながら異なる原子核に変化する(壊変)

項目1.放射線には

放射線には、α(アルファー)線、β(ベーター)線、γ(ガンマー)線、X(エックス)線、中性子線等がある。このうちα線、β線は粒子線であり、γ線、X線は電磁波である。

項目2.放射線を止めるには(放射線防護・項目3参照)

α線 空気で10?p、組織で数μmであり、紙1枚で遮蔽できる。問題となるのは、内部被爆のみである。線の強さ(線量)に比べて細胞には及ぼす影響が大きい。
β線 アルミ数?pで遮蔽できる。
γ線 鉛数?p 厚いコンクリートで遮蔽できる。
中性子線 厚いコンクリートも通過する。速中性子線をホウ素、炭素、水等で減速させ熱中性子線にし、続いて二次散乱より発生するX線、γ線を鉛数?pで遮蔽できる。

項目3.放射線防護のための3大原則

  1. 距離をとる。

    線源からの距離をとること。距離が二倍なら被ばくは四分の一。
  2. 時間を短くする

    被ばくしている時間をできるだけ短くする。汚染がある場合、できるだけ早期の除染が必要。
  3. 遮蔽

    コンクリートの建物は有効。除染に際して防御衣を着る(ただしガンマー線、中性子線には無効)