当院では、年2回、9月と1月に大震災や大事故に備えて、病院をあげての大々的な多数傷病者受入れ訓練を行っています。混乱の中でもなるべく多くの命を救えるように、日頃から災害対応マニュアルと災害用の備蓄・備品を備え、有事には即座に対応できるように職員の意識を高めています。
当院では、化学災害(サリン、有毒物質など)やバイオ災害(炭疽菌、SARS、新型インフルエンザ)などの特殊災害に備え、それぞれにマニュアルを備え、特殊な対応をする訓練も行っています。これらに被曝・感染した傷病者の治療を行うためには、二次災害を起こさないような特別な受入れ態勢・専門病院への搬送体制と防護服やマスクなどの準備が必要となります。
このほか、毎年9月1日を中心に内閣府、東京都、その他の自治体との合同災害訓練を行っています。また、当院での災害訓練や避難訓練時に東京消防庁、立川消防、地元消防ボランティアとの合同訓練も行っています。さらに近年は、「立川広域基地連合」や多摩地域の災害拠点病院との合同訓練も行なっています。
遠隔地災害の被災者受入れのために、内閣府、自治体、自衛隊と連携した広域航空搬送訓練も行っています。